マリテス、メジャーデビュー!

ドラマーな建築家

2006年07月24日 02:42

午後、浜松の街中で行なわれる富士物産展のステージでマリテスのバックを勤める。マリテスとの競演は3度目だ。ピアノは澄田聖子さん、ベースは松井千秋さん。
マリテス、8月23日、メジャーデビューするらしい。彼女には「Easy to Remember」という強力な持ち歌があって、密かに僕は「大ヒット間違い無し!」と思ってる。名曲なのだ。初めてそのバックを勤めた時、叩きながら「なんていい曲なんだろう」と思ったものだ。
凄い空模様の中、午後4:00から始まるその30分のステージのために午前中の10:00から僕は現場に居た。リハが11:00からだったからなのだが、その間延びした待ち時間、さぞかし退屈するだろうと思いきや、そうでもなかった。
まず天錦へ行って天丼だ。うまいっ!そして次に行くのはもちろんトゥルネラパージュだ。ここで約2時間ジャズを聴きながら読書。これがまた最高だ。実はこのパターンは最近の僕の定番コースで、他の時間の使い方はできないのだ。どう考えてもこのコースに落ち着いてしまう。
そして3時頃再集合してちょっとだけ確認して、いざ本番。
マリテスの歌声はとても素直だ。よく透り延びのある美しい声を持っている。いい意味であまりJAZZっぽくはない。彼女の母国フィリピンにはJAZZは無いらしく、「グルーヴが無いってよく言われたの。」と以前話していた。しかしそれが彼女の守備範囲を広げていると思う。シングル盤「Easy to Remember」はかなりポップス的に作られていてその本領を発揮している。
彼女が歌えば皆足を止め、集まってくる。まさに「歌姫」といった感じ。ディーヴァのオーラを発している。後ろから見ててそんな風に見える歌手は本当に少ない。
メジャーデビューCDはスタンダード中心の聴き易いJAZZの作品として作られていて名曲ばかりだ。売れるといいな。売れて欲しい。紅白に出て欲しい。
夕方天竜に帰ってくると今度は天竜川が凄い感じ。中国の山の中かと思った。




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