山田卓司-情景王-
昨日、かみさんが浜松市美術館関係の仕事で「
山田卓司展」のオープニングに出席してきた。帰ってきて言うには
「あれは、お父さんが行くべきだ。」
僕はそのひとを知らなかったが、なんでも驚異的なジオラマを作る「プロモデラー」とのこと。そのチラシがあまりにも魅力的だったので下の娘とさっそく観に行く事にした。
夕方、もう閉館間近の時間に飛び込んだのでじっくり見られないのではないかと心配したが、かなりちゃんと堪能できた。
山田さんは僕より一歳年上。完全に同世代の彼が興味を持つものはすなわち僕が熱狂したものだ。
全39話のストーリータイトルと怪獣名を全て言えるウルトラマンフリークの僕としては、その作品ラインナップに「ウルトラマン対ガボラ」とか「ウルトラセブン対キングジョー」というのを発見した以上行かないわけには行かない。
作品のレパートリーはあらゆる分野に及び、最初の「昭和」シリーズ、海外SFシリーズ、ガンダム、ウルトラ、ゴジラ、ガメラ、戦争と子供から大人まで楽しめる非常に痛快な展覧会になっている。
注目のウルトラシリーズ。初代ウルトラマンには3つのマスクがあるのはファンであれば誰でも知っていることだが、その中でももっとも魅力的で難しいAタイプのウルトラマンがガボラを抱え込んでいるシーンが忠実に再現されていた。すげー。ガボラそっくり。テレスドンもすごい。「そうか、全身はこうなってんのか。」と感心する。ウルトラセブンの上にまたがっているキングジョーがまた、すごいリアル。下の娘共々驚嘆する。この調子で全エピソードのジオラマを作ってもらいたいと切に希望。
ゴジラは当然映画ごとに毎回顔が違うが、それもリアルに再現されていた。ゴジラ、欲しいなー。
ひとつひとつ解説していったらきりがないのでいちいち書かないが、これはぜひとも全国巡回するべきだね。理屈無く楽しめる、胸躍る。
70歳ぐらいのおじいさんが、ジッと微動だにせず一つの戦争ジオラマを覗き込んでいた。真剣な目。何を考えているのだろうか。とにかく激しく心を動かされていることは間違いない。
たまたまご本人がいらっしゃった。意外と堂々とした立派な体格の方だった。
人気blogランキングへ
関連記事