リノベーションスクール

ドラマーな建築家

2014年12月07日 16:36

中心市街地活性化についてここに書くのはとても久しぶり。
NPOやらJAZZやら本業やらあれこれたいへんで、ブログどころではない感じだった。

僕がザザに「浜松ジオラマファクトリー」を作った理由は、都心に観光施設をつくって、市外から観光に訪れる人達で都心を活性化させようとしたからだ。なぜかというと、衰退した市街地が再活性化に成功した例はみな「商業集積」を「観光化」にシフトしたケースばかりだったからだ。
だから僕は、「観光化」しか道は無いと思ってここまでやってきた。浜松市も「大丸撤退」以降、「いえやすくん」とか「出世の町」とか観光化路線に力を入れている。
しかし、ここにきて新たなムーブメントががぜん注目されている。


リノベーションスクールだ。
にぎわい協議会がいちはやくこの動きに反応してこれまで3回のシンポジウムが行われ、年明け1月にいよいよ浜松で第一回スクールが始まる。
僕はシンポジウム第2回から参加した。そのとき、はじめて「観光化以外にも方法はあるのかも…」と思い始め、第3回に参加して「この方法の方が本質的だ!」と思うようになった。
浜松市の中心市街地活性化に取り組み始めて10年ぐらい経つけど、はじめて明るい光が見えた気がする。
きっと、これから日本の都心はだんだん生まれ変わっていくだろう。
浜松の若者が自分たちの手で街を作っていく。素晴らしいなぁ。
第1回スクールの参加申し込みは確か今日が締め切りだが、きっと第2回、3回と続くだろう。
知らない人もまだたくさんいるだろう。まだ始まったばかりだよ!
みんな参加して!

もしそうなら、都心の観光化にこだわらなくてもいいということであり、ジオラマファクトリーは都心に無くてもいい、ということでもある。
なんだかとってもホッとしている今日この頃。



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