2014年07月19日

ビンセント・ハーリングとエリック・アレキサンダー

ビンセント・ハーリングとエリック・アレキサンダー
世界一とか日本一とか、軽々に言いたくないが、今回ばかりは間違いなく世界一の2トップと言っても反論は出ないだろうビンセント・ハーリングとエリック・アレキサンダーを従えて小林陽一さんのグッドフェローズがanalog.に来るというので観に行った。
エリックはちょうど一年前のハーミットドルフィン以来、ビンセントはこのとき以来、8年ぶりだ。
いやー、もう凄いのなんのって言葉も出ない。
セカンドステージでモブレーの「Soft Impressions」をやったのだけど、ビンセントが吹き始めると超高速の分厚いトーンの破壊力はすさまじく、たちどころにあたり一面真っ黒けになってしまった。陽一さんはジャパニーズJAZZメッセンジャーズを名乗ってるぐらいなのでビンセントとの相性は抜群で、押し寄せるグル―ヴに袋叩きにあった感じだ。
エリックのノリはビンセントとまた違って「あ~、エリックだ~」という唯一無比の空気が漂う。美しい鋼鉄の男って感じかな。対比がすごい。
昨年亡くなったシダー・ウォルトンの曲を2曲と先月亡くなったホレス・シルバーの「Song for my father」を演奏。シダー・ウォルトンのバンドに20年もいたビンセント・ハーリングにとってこの二人は本当に父のような存在だったんだろうな。
ビンセントは自分が吹いてないとき、微動だにせず目を閉じて立ちつくしてる。パーカーみたいだ。
パーカーの時代、ブレイキーとシルバーの時代、ウォルトンの時代、そしてビンセントとエリックの時代、JAZZの魂は燃え続け、僕を生かしてくれる。
生きてて良かったと感動。
百々徹(P)金森もとい(B)小林陽一(DS)という日本勢も素晴らしかった。
ブレイクタイムに陽一さんに挨拶をしたとき「シルバー、本物聴いたことある?」と聞かれた。「残念ながら無いんです。」と答えたらシルバーのことをたくさん話してくださった。「もうちょっとで一緒に演奏できたんだけどなぁ」とちょっと遠い眼。
帰りがけ、「そういえばfacebookの写真、シルバーだったね。好きだったんだね。」と言ってくれたのがとても嬉しかった。
陽一さんのおかげでニューヨーク最前線のハードバップが聴けます!
ありがとうございました!行ってよかった~
いやージャズあぎねー!


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Posted by ドラマーな建築家 at 17:14│Comments(0)JAZZ

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