2007年09月09日

最大の武器

僕の仕事は家を設計することだ。だからデザイン力が重要だ。しかし、それ以外にも考えなければならないことがたくさんある。「予算」「構造」「設備」「法律」「快適性」、時には「家相」。これらすべてのことを施主の希望通りに叶えるのは至難の業だ。
うまくいってるときはいいが、難航しているときに一番重要なことは何か?
それは「誠実さ」だと思っている。
アーキムーンのよりどころはいままでいつもそれだった。施主と施工者、その言い分にはいつも開きがある。「純朴な施主」と「ずるい施工業者」という構図ばかりではなく、「わがままな施主」と「一刻な施工者」という構図も多々ある。こういうときアーキムーンはいつも「正しい」方の見方だ。アーキムーンの「設計方針」にはそれが明記してある。そのことに同意できない人とは一緒に仕事はできないと思っている。
お施主さんに一番最初に確認するのは「設計方針を読みましたか?」だし、施工業者には常に「誠実な対応」を求めている。
その姿勢こそがアーキムーンの最大の武器だと思っている。デザイン力よりもずっと。


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Posted by ドラマーな建築家 at 23:31│Comments(0)設計など

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